出典:ArcGIS Location Platform - Deployment
アプリケーションをデプロイするためのライセンスと配布の要件は、開発するアプリケーションのタイプと使用する API によって決まります。これには、Web、ネイティブ、およびサービスベースのアプリケーションが含まれます。このヘルプ トピックでは、ソリューションをデプロイする前に知っておく必要がある情報について説明します。
すべての ArcGIS Location Platform アカウントには、サブスクリプション プランが関連付けられています。各サブスクリプションには、無料枠のロケーション サービスが付属しており、従量課金は無効になっています。このアカウントを使用して、API キーまたは OAuth 2.0 のいずれかを使用してロケーション サービスにアクセスするアプリケーションを構築できますが、利用できるのは無料レベルの使用量でアクセスできるロケーション サービスのみです。すべてのロケーション サービスにアクセスするには、従量課金を有効にする必要があります。利用可能な機能の一覧については、以下の表をご確認ください。
アプリケーションが特定の課金サイクルで無料枠を超えて使用した場合、従量課金を有効にしない限り、サービスへのアクセスは無効になります。従量課金は、アカウントのサブスクリプションの課金設定で構成することができます。従量課金と課金について詳しくはこちらをご覧ください。
すべてのロケーション サービスのトランザクションは米ドルで課金されます。サービスの利用料については、価格をご確認ください。
アプリケーションを導入する前に、従量課金を有効にして、中断のないサービス アクセスを確保することをお勧めします。
無料枠 | 従量課金 | |
---|---|---|
ベースマップ | 〇 | 〇 |
プレイス | 〇 | 〇 |
住所検索 (データ保存しない) | 〇 | 〇 |
住所検索 (データ保存する) | × | 〇 |
ルート検索 | 〇 | 〇 |
ルート検索(経由地の最適化) | × | 〇 |
到達圏 | × | 〇 |
配車ルート解析 | × | 〇 |
最寄りの検索 | × | 〇 |
ロケーション-アロケーション | × | 〇 |
移動コスト マトリックス | × | 〇 |
インフォグラフィックス | × | 〇 |
レポート作成 | × | 〇 |
空間解析 | × | 〇 |
タイル、ファイル、アタッチメント (ストレージ) | 〇 | 〇 |
フィーチャの保存 (100 MB) | 〇 | 〇 |
フィーチャのクエリ (転送量、15 MB) | 〇 | 〇 |
フィーチャの編集 (転送量、5 MB) | 〇 | 〇 |
〇:対応 △:一部対応 ×:未対応
Web アプリケーションは、ArcGIS Maps SDK for JavaScript、オープン ソース、またはその他の API を使用して構築します。
Web アプリケーションを構築してデプロイするには、以下が必要です。
アプリケーション例
注意:ここに掲載されていない種類の Web プリケーションも開発できる可能性があります。 |
ネイティブ アプリケーションは、ArcGIS Maps SDK for Native Apps のいずれかを使用して構築され、デスクトップ、モバイル デバイス、または、組み込みシステムにデプロイされます。ネイティブ アプリケーションは、Microsoft Windows Installer(.msi)などの様々なインストーラー テクノロジを使用するか、Google Play ストア、Apple App Store、Microsoft Store、または ArcGIS Marketplace で展開できます。
ネイティブ アプリケーションを構築してデプロイするには、以下が必要です。
ArcGIS Runtime ライセンス文字列の取得方法については、以下の「License and deployment」のセクションをご確認ください。
Runtime ライセンス文字列は、ArcGIS Runtime SDKs 100.x および ArcGIS Maps SDKs for Native Apps 200.x で使用されます。ネイティブ アプリケーションが ArcGIS ロケーション サービスを使用する場合でも、ロケーション サービスにアクセスするには有効なアクセス トークンが必要です。
アプリケーション例
注:ここに掲載されていない種類のネイティブ アプリケーションも開発できる可能性があります。 |
ゲームエンジン アプリケーションは、ArcGIS Maps SDKs のいずれかを使用して構築され、サポート対象のデバイス、オペレーティング システム、または組み込みシステムにデプロイされます。
ゲームエンジン アプリケーションを構築してデプロイするには、以下が必要です。
ゲームエンジン アプリケーションが ArcGIS のロケーション サービスを使用する場合、ロケーション サービスにアクセスするには有効なアクセス トークンが必要です。
アプリケーション例
注:ここに掲載されていない種類のゲームエンジン アプリケーションも開発できる可能性があります。 |
サービス ベースのアプリケーションは、ArcGIS のロケーション サービスを使用するもので、エンド ユーザー インタフェースを持たない場合があります。ロケーション サービス、API、ライブラリ、または、その他のバックエンド機能を使用できます。サービス ベースのアプリケーションは、Esri 以外のクライアント側 API で構築されたサービスやプロセス、Web フック、その他のスケジュールされたプロセスなど、ユーザーとのインタラクションによってトリガーされます。
通常、これらのアプリケーションは、REST API サービスのエンドポイント、Node.js アプリ内の ArcGIS REST JS、または ArcGIS Maps SDK for JavaScript のモジュール、または ArcGIS API for Python を使用して構築されます。
サービス ベース アプリケーションを構築してデプロイするには、以下が必要です。
ArcGIS Maps SDKs for Native Apps は、サービスベースのアプリケーションの構築には使用できません。
アプリケーション例
注:ここに掲載されていない種類のサービスベースのアプリケーションも開発できる可能性があります。 |
ベースマップ スタイル サービスを使用するマッピング アプリケーションを構築、およびデプロイする場合は、ベースマップの帰属表示が必要です。ベースマップの帰属については、こちらをご確認ください。
多くの組織は、ArcGIS で独自のコンテンツやデータをホストし、ArcGIS Online、ArcGIS Hub、または ArcGIS Living Atlas of the World を通じて利用できるようにしています。これらのデータをアプリケーションで使用する前に、利用規約を準拠する必要があり、組織によって定義されている場合は、帰属表示を行う必要があります。利用規約は通常、各データ プロバイダによって異なります。
アプリケーションに実装されている ArcGIS サービスに基づくデプロイの種類については、以下の表をご確認ください。
〇:対応 △:一部対応 ×:未サポート